第69回1999.8.25掲載       情報はアナログ
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 いやー、むずかしい。どこまで自分の知ったことを載せるか。いや、電脳探検の記事のことではないんです。自分で作る情報系ホームページ(HP)でのこと。
 ごく内輪の相談で知ったことやら、なんだか秘密めかして教えられたこととか、あれこれとてもアナログにいろんなケースがあって、なかなか割り切るわけにはいかないんだよね。
 となると、どうしたってどこかで自分自身を外から縛るルールを作っておかなくてはならない。それが見にくる人たちに伝わろうが伝わるまいが。
 そんなルールを決めておいても、例外的に悩んでしまうことがあったりするから、デジタル世界もあなどれない。というか、人間が必要とする情報って、結局そんなふうにデジタルじゃない面が絶対あるんだよね。

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第68回1999.8.18掲載       懐古的一行メール
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 ごく短い一行程度のメールをやり取りすることが増えてきた。携帯電話とのやり取りだ。先方の環境は推測するしかないのだが、あちらのスタイルに合わせ、こちらも一行で応答することにしている。これがなかなか楽しい。いかに短く省略して書くか。
 思い起こせば電子メールを利用し出したばかりのころは、まだ「できるだけ簡潔に」が作法とされていた。通信速度が当時の10倍以上になった今、そんなことはほとんど考えなくてよくなっているが。
 そんなわけで携帯電話への一行メールを楽しんでしまうのは、ある意味で先祖返りのような懐かしさのせいかもしれない。もっとも、たった一行というのは当時よりもはるかに苦しいのではありますけれどもね。

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第67回1999.8.11掲載       自己発信に備え
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 「ホームページ(HP)で自己PRを」。突然そんなことを求められる恐れに、今、多くの人々がさらされている。自分で作れというのではない。例えばあなたが属する団体の方針で、あなたやあなたのお店のことをHPに載せることになる恐れだ。
 いろいろ悩むだろう。盛り込み切れないほどのことを思いつく人もいれば、載せるべきことの見当もつかない人もいるかもしれない。けれども、どんな人も無関係ではいられないほど、ウェブの世界は確かに増殖を続けている。
 いつそうなっても大丈夫なように、自分で作るつもりがなくとも発信すべきことを整理しておくべき時代かもしれない。悩むのは、インターネットによる発信がチラシの類いとは違うことに薄々は気づいているからこそなのだから、それは可能なはず。インターネット利用の経験があればのことかもしれないけれど。

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第66回1999.8.4掲載       返信強迫
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 気が付けばメールを書いている。一日の始まりも終わりも、なんとなくメールの時間…。
 まだ返信していないメールは、忘れないように未読扱いにする。以前、その術に気づけなかったころは、読んだメールにはすぐ返事を書かなくてはと、強迫観念にすら襲われた。さすがに今はそれはない。
 それでも意識してみると、メールに費やす時間はかなり多い。仕事ならともかく、私信だって込み入ったことを書くときはけっこう時間がかかる。
 「書く」と表現しているけど、入力していくその感覚は実際のところは「言う」に近い。でもしゃべるよりはやっぱり時間がよっぽど必要だ。
 だからこそのメリットが大きいのは確かなのだが、時間のゆとりは確実に減っている気がする。それをいつも「充実」だと思えていればいいんだどね。

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